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始まり
まず、これはノンフィクションであり、ブラックコメディーである
とまぁ言いつつも、僕の頭の問題だと思うが詳細や順序等がハッキリしない所もあるが、そこはご容赦頂けると幸いです
〜第一部〜
僕は産まれた時はまぁ、生活出来ていた程度の家庭で父はヤ⚪ザ、母は高校中退で家出した家出娘と、それなりに聞く組み合わせの同居人の子に産まれた
(同居人としているのは結婚していない、籍入れてないという状況だからだねw)
だからなのか、一番古い記憶はプレハブ小屋の小さな事務所の土建屋に連れられている記憶だね~(シノギw)
その後少しして妹が産まれたんだが、その頃にはシノギも上手くいかず、若干生活水準が落ち始めていたようで、あまり両親の仲は良くなかったみたい
そんなこんなしてると、また妹が産まれた
その頃はまだ長女も小さく、僕はそれなりに大きくはなっていたがたまにオムツを着けるくらいには幼かった
(因みにある程度は歩き回れたので、次女の出来る過程を見てしまったのはまぁ、トラウマw)
その頃くらいから記憶が途切れ途切れで、断片的にしか思い出せないが・・・確か母は見えなかったし、父には長女と一緒にどこかに連れていかれる場面しか覚えていない
ここから人生を大きく変え、とてつもなく苦しい時期に入る
まず父に誕生日でも無いのに熊のぬいぐるみを買って貰った
とても嬉しかったのは覚えている
次に僕の顔程もある大きなペロペロキャンディーも買って貰った
美味しかったな~
その後、車で知らない所へ向かっていく
そんなに長い時間は走らなかった
(幼い僕が起きてられるくらいだからね)
そして付いた先で車を降ろされた
目の前には芝生の広場に、プレハブの小屋が幾つか並んでいる殺風景な場所
そこで見た事が無い大人に父が話し掛け、話が終ったと思ったらこう僕と長女に言った
「今日からここがお家だからな。ごめんな。」
まぁ、訳分からんよな
芝生にプレハブで子供が沢山いるこの場所が家?
僕は聞いたよ「お父さんは一緒なの?」
すかさず父が「お父さんとはお別れだよ。また会いに来るからね」
そこでやっと理解できたよ
ああ、捨てられたのか
もう一緒には暮らせないのか
もう泣いたね
喚いた
ペロペロキャンディーも投げて、熊のぬいぐるみも落として、泣いて暴れた
でも、連れて帰ってくれる事は無かった
その時の記憶はこれくらいで、後はなし崩しに新生活を受け入れ、十数名の子供達と数人の大人、プレハブの中は二段ベッドがぎっしり詰め込まれてて、テレビは一台だったかな・・・そんな中で過ごしていたと思う
〜第一部 完〜
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