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教育的指導w
〜第7.5部〜
施設では基本的に大人は、事務所に居る事務職と児童担当の保育士、日中しか居ないけど医務室の先生や臨床心理士で、児童の教育は各寮の保育士が独自にやっていた
まぁ、流石に事務職が来て説教とかは反発買うからな~w
他の寮の指導については全く聞いた事無いから分からないけど、鉄拳制裁は無かったと思う
外で遊んだ同級生とかに青アザは無かったし、流石に学校で指摘は受けるだろうしね~
だから基本的には口頭での指導が大半だったな
まず「何故やったのか?」と「今回で何回目」を確認されて、答えないとずっとそこに立たされて定期的に同じ質問をされる
泣いても怒っても同じ対応で、まぁいかにも「職員」という感じの指導だよね
ここで反抗したならば娯楽の取り上げ、当時はゲームボーイやps1とかが流行っていて、施設では平日は時間制限有りでしか出来なかったけど、それを禁止にされる
ゲームボーイ等はクリスマスに支給されたり、親が面会に来たり休日に外泊した時に買って貰うしか入手出来ないし、私物なんだけど基本は施設内の保管庫に入れられ施錠されている
取り出す時は職員に申し出て、職員が書類にチェックした上で借りる形、しかも時間が来たら問答無用で回収、施錠w
まぁ、話は逸れたけど子供からゲームを取り上げられるというのは相当キツイ罰だったので、みんな素直(もちろん表面上だけどw)に指導に従っていた
ゲーム取り上げは相当な抑止力だったんじゃないかな?w
で、他にも3時のオヤツ無しになったり、小遣い使用禁止とかあって全方位網羅してて、やっぱり押さえ込む指導と感じたよね~
これは軽い内容の時で、重い内容(覗きとか盗み、暴力)とかだと、回数とか性別、年齢で若干違いが有るけど基本的に「正座」させられてたな
僕も話してないけど、結構指導貰う事が多くて「正座」も多く経験してる
「正座」は普通の「正座」なんだけど、場所、時間、プラスαが問題だった
寮内は全てフローリングの板張りで、壁はコンクリートの打ちっぱなしが大部分の殺風景
しかも夜、1階は真っ暗になり全く物音も無くなってかなり怖い
職員室には宿直が一人二人いるけど、基本は中に籠って鍵をかけていて接触はほぼ無し
そんな中、寮の一番奥のトイレ前で一人で正座させられる
これが「正座」という指導だったな
しかも数十分おきに見回りに来てはまた同じ質問をされる、答えなければまた延長でこの繰り返しだった
僕の最長は4時間だったかな・・・w
しかも夏冬関係無しで行われるし、回数が多くなると足の間に竹箒を挟まされての「正座」に変わって、さながら拷問だったよねw
ちなみに「正座」の対象には「おねしょ」も含まれていたから、更に達が悪かった
まぁ、職員からしても赤の他人の子供の「おねしょ」処理は嫌だったんだろし、気持ちは分からなくもないけどね・・・
ただ愛着障害や軽度の知的障害だとおねしょを無くすのは難しいけど、それがまだ認知されていない時代だったのもあったし、仕方ないのかなぁ・・・
そんな感じで何時間も「正座」させられて、終わった後のあの冷たく感覚の無くなった足は、中々忘れられない思い出だよねw
他には休日限定で食事抜き(好き嫌い激しいと平日も)とかもあったな~
そんな時は裏庭のグァバを食べたりして凌いでたけどw
まぁ、今から考えると一瞬で炎上する事案なんだけど、当時は大して問題にはならないし暴力よりマシというイメージだったんだろうね
こんな感じで成長期を過ごしていたんで、ある程度の理不尽には慣れたのは良い経験、なんだろうな~w
今回長くなったんで、次に娯楽について書こうかな~
〜第7.5部 完〜
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