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「…あの!!」
瀬良が気付いた時にはもうその手は宮城の右手首を掴んでいた
「っ!!」
驚いた様子の宮城は勢いよく左向きに回り慌てて右手を引こうとするが、
それより先に瀬良の左手は宮城の左手首をさらに掴んでいる
「今日、飲みに行きませんか!」
もっとこの人と話してみたい
どんな人なのかもっと知りたい
ただそれだけの簡単な興味と好奇心だが!
瀬良にとっては誘う理由には充分すぎた
「…っえ?」
動揺を隠せない宮城をよそに、瀬良は太陽のような笑顔を向けた
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