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17時40分
瀬良は仕事が時間内に終わることを確信していた
もうあと、メール確認して明日の資料を準備するだけだ！
メールボックスを開くと、取引先や企画部、
発注先のメールに紛れて【秋葉 千尋】の文字が混じっていた
あいつ…会社のパソコンで個人的にメール送ってきてるんじゃねえよ…
秋葉のことだからろくなもんじゃないな
メールをクリックするとそこにはファイルが一つ添付されていた
変なものが送られてきていたらと、周りを見てびびりながらファイルを開く
すると、パッと画面にメモが飛び出してきた
【明日の資料はついでに俺がやっといたぞー
感謝しろー PS プレゼンがんばp(^_^)q】
「ぶふっ」
思わず吹き出してしまった秋葉のメッセージはお茶目なあいつらしく
あんまり可愛くはないが顔文字付きのメッセージだった
感謝しろーと冗談めかしくいうのが本当に秋葉らしくて微笑ましい
【感謝するー 明日なんか奢るから楽しみにしてろよ
PS がんばってくるわ✌️】
メモにそう記入するとファイルとして添付し
秋葉にならってそのまま送信した
秋葉よりは可愛い絵文字をつけた…と思う
時計をおもむろに確認すると55分を刺していた
やば！反射的に立ち上がるとパソコンをバックアップする
お疲れ様でしたと一言残して瀬良は
宮城が仕事が終わると言った18時にロビーへと向かう
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