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「…待って」
外にいる誰かに聞こえないように小さくいったせいで男にも聞こえなかったのだろう、男はひたすら目の前の快感に腰を打ち続けていた
「っは…んっ…誰かっいるからっ」
快感に支配されそうなのをぐっと堪えやっと出した声は頼りなかった
ミチっと奥まで突っ込むと男はやっと動きを止めた
「……んんっ」
男も耳をすませているのだろう。腰を捻り後ろを振り向く
それと同時に奥にはまっていたそれは中でうねって小さく暴れた
「ぁあっ……んぐっ」
漏れ出てしまった声を抑えるように男は宮城の口を手で強く塞いだ
足音が近づくにつれてなお奥深くを貫いているそれはドクンドクンと脈打ち
ただでさえ太いのにさらに太さを増していた
こんな状態なのに奥に常に当たってさらに太さを増せば宮城自身も耐えられなくなってくる
足音が……止まった
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