第一話 出会い

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第一話 出会い

今日は寒い。 風が強く吹いていて、 町の温度計によると最低気温は 3℃ 最高気温は5℃らしい。 その日僕は出会った。 あの子に。 町中はイルミネーションが装飾されていてきれいだ。 その時、僕の顔に風で飛ばされたハンカチがへばりつた。 「すみません」 「あっこれ私のです」 そう言って、僕の目の前には 息を切らした彼女がいた。 「このハンカチ、母の形見なんです。 本当にありがとうございます」 そう言い、彼女は帰っていった。
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