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第三話 誕生日プレゼント
付き合いはじめて一年が経った。
僕たちは、出会いの場所の
イルミネーション前で待ち合わせを
していた。今日は17回目の僕の
誕生日だった。
「お待たせ」
「誕生日おめでとう
はい、これ。似合うかな」
「嬉しいよ。ありがとう。」
「私の手編みよ。編み物は苦手なんだけどね。」そう言って、
彼女がかけてくれたのは
とても深いきれいな青色のマフラーだった。
「ありがとう」
その日は、僕にとって特別な誕生日となった。
イルミネーションが今日も
輝いていた。
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