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「それは便利じゃ。楽しみが増えたのう。もらっておくぞ。・・・では行ってくる」
かぐや姫は巣魔法を懐に入れ、ササッと外に出てしまった。
やれやれという感じで、剣兎と雪兎が見ている。
「我々が人に会うと、驚かせてしまうであろう。竹取の翁と媼、姫様をお願いしてもよろしいか。万一の時はすぐに出ていく」
「もちろんじゃ」そう言って、爺やと婆やが外に出ていった。
私たちは『天の川』を操りながらついていくことにした。
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