3 再会

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「それは便利じゃ。楽しみが増えたのう。もらっておくぞ。・・・では行ってくる」  かぐや姫は巣魔法(スマホ)を懐に入れ、ササッと外に出てしまった。  やれやれという感じで、剣兎と雪兎が見ている。 「我々が人に会うと、驚かせてしまうであろう。竹取の翁と媼、姫様をお願いしてもよろしいか。万一の時はすぐに出ていく」 「もちろんじゃ」そう言って、爺やと婆やが外に出ていった。  私たちは『天の川』を操りながらついていくことにした。
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