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かぐや姫は半身を起こした。
かぐや姫が周りを見るとそこには3人のウサギの耳を持った人が立っていた。
我々は兎人だ。下界の民にとっては我々も面黒い存在だろう。
月の住人だった兎人は、紫の袴に若草色の狩衣で烏帽子をかぶっている。
私、雷兎は、艶のある濡れ烏色の黒い髪をした兎人だ。私の頭の額の部分には、稲妻型の金色の髪の毛がある。私の得物は錫杖だ。
剣兎は、紅色の髪の兎人。月下美人という太刀を持っている。剣の腕前は兎人の中では随一だ。
雪兎は、頭髪や身体は白く、赤い目をした兎人である。雪月華という杖を持ち、主として魔術を使って戦う。
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