婚約破棄している最中に相手に逃げられた~婚約破棄出来ない~

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
1.婚約破棄出来そうで出来ない 私にはお付き合いしてて恋人もいるのですけれど、 その恋人があんまり頼りないという人なので どうしようか悩んでいます。 悩むだけなら誰でも出来るので婚約を破棄しようか どうしようか迷っている所です。 婚約を破棄してしまうと幸せを逃すというのも あるので本当に困っています。 どういう決断が一番いいのかがわかりませんけど、 どうしたらいいのでしょうね。 私のお名前は天音香(アマネカオリ)。 年齢25歳で職業OLです。 私のお相手の名前は五十嵐良太(イガラシリョウタ)。 年齢25歳で職業サラリーマンです。 私と良太は同い年でしかも地味なOLと地味なサラリーマンです。 私と良太はこれといって取り柄がないのでどうしようもないです。 私は婚約を破棄するべきなのか、それともこのままの関係で いいのかがさっぱりとわかりません。 そこで私は良太にご連絡して呼び出そうとしています。 良太にご連絡がついて指定した場所まで来るようにお願いした所です。 私は出かける準備をして指定した場所まで行かないといけないです。 指定した場所へ向かっている最中に偶然にも良太と出会い、そのまま 一緒に指定した場所まで行く事とします。 指定した場所に到着すると、座れる所があるので私と良太は座って お話をする事にします。 「ねぇ、良太、婚約の件だけどさ、どうしたい?」 「婚約するに決まっているだろ」 「そ、そうだよね」 「婚約しているのにやめるわけがない」 「うん」 婚約を破棄したいだなんて言いづらい。 どうやって伝えるのがいいのかなって考える事にします。 「例えば、私が婚約破棄したいって言ったらどうする?」 「香がそんな事を言うわけないだろ」 「ははっ、それもそうだよね」 やっぱり言いづらくて何も出来なさそうです。 そこで私は勇気を持って婚約破棄したいと言う事にします。 「良太、ごめんね、婚約破棄したいの」 「婚約破棄したいだって?」 「うん」 「そうか、そこまで婚約破棄したいのか」 「うん、婚約破棄したいです」 「まずいな、お腹が痛い、お手洗いに行ってくるな」 「う、うん、気を付けてね」 良太はお腹が痛いという事でお手洗いに行ってしまうのでした。 私は一人残されて色々と考えて事をしているのです。 その後、いくらお時間が経っても良太は戻って来ません。 これは一体どういう事なのかを考えてみると、私はもしかして 良太は逃げたのかもしれないと思っています。 婚約破棄出来ないとなるとどうしようもないので諦めるしかないの かもしれません。 それから月日が流れると私は婚約破棄出来ないと思っていたら、 良太とお話している時、婚約破棄のお話が出来なかったので なぜか知らないけど、良太からご連絡があって婚約破棄 してくれるそうで私はホッとしています。 結局、私から婚約破棄したのではなくて良太から婚約破棄 してくれたので正直助かっています。 これで私も新しい恋愛に向けて準備が出来ると思うと、 とても嬉しくて堪りません。 次こそは必ず幸せになって見せます。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!