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小さな家には、ありとあらゆる音楽が溢れていた。ルーシーは、知らない間に音楽の英才教育を受けていたようなものだった。4才になって、ルーシーは母の膝の上で初めてピアノを弾いた。5分後には、母の弾いたメロディーをすぐになぞれるようになっていた。
その日から、ルーシーの家には明るい光が射し込んだようだった。両親は家にある楽器をすべてルーシーに与えた。ピアノ、ギター、マンドリン、フルートとリコーダー、ハーモニカ。
ルーシーは何でも弾けた。父は小さなバイオリンを買い与えた。それさえも、すぐに弾けるようになった。何より、幼い子供には難しいチューニングが完璧だった。
神様は、私たちの子供に光を与えて下さらなかった。でも、音楽という素晴らしい贈物をくださった!
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