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自分の一生懸命がみんなの笑顔に繋がるんだと実感する。
もっともっと、頑張ろうと思う。
樹は幸せを噛み締めつつ、みんなに頭をくしゃくしゃに撫でられたり肩をバシバシ叩かれながらゆっくりと寮へと戻っていく。
ご褒美のチョコチップアイスが食べたくてチームメイト二人と共にコンビニに入った。
店員がニコニコして賞賛の言葉をくれる。
―――商店街のみんなが友達だ―――
その日からの樹は超が付くほど絶好調だった。
プレーをすればボールが足にくっついているかのように思い通りに動いてくれる。
チームメイトが何を考えどこにボールを欲しているか目を見れば理解出来、まさにピンポイントで渡すことが出来た。
サポーターが彼の一挙手一投足に注目して歓声を挙げる。
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