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(速報です!警視庁が誘拐犯の犯人である似顔絵を公開し、指名手配しました。 犯人は結城 和也(ゆうき かずや)25歳 1ヶ月前、◯◯市に住む雪ちゃん10歳が行方不明になり捜索願が出されていました。 様々な目撃情報があり被疑者による誘拐だと判明しました。 現在場所は特定されていないようです。ですので外出の際は気をつけてください。) 1ヶ月前〜 俺はついに犯罪を犯してしまった… なんで知らない子供を家に連れ込んだんだろー! やっちまった、やっちまった、やっちまった。 なんで話しかけてしまったんだろう。 30分前〜 俺は仕事で失敗してしまい、反省を小言で言いながら帰る。 歩きながら帰っていると、公園に1人の少女がブランコをこいでいる。 こんな夜に子供1人か。 なんだか寂しそうだな。 そう感じた俺は少女に話しかけることにした。 「なぁ、1人で何やってるんだ、寒くないのか?」 少女はこちらを見ることなく無視をした。 和也はあるもので釣ってみた。 「これいるか?コロッケだ。」 家で食べようと楽しみにしていたコロッケを出す。 すると少女はこちらを向き見つめる。 「食べていいぞ」 少女は頷き恐る恐るコロッケを手にとり一口食べる。 すると、美味しかったのかあっという間に食べきった。 少女は何かを思い出したのか俯き小言を言う。 「…い。…さ…い」 なんと言ってるのか近づいて聞いてみると。 「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」 それを聞いた和也はそっと優しく抱きしめた。 「大丈夫、大丈夫だから。」 その時なぜそうしたのか僕にもわからないが気づけば体が勝手に動いていた。 そして、だいたい察しはついていたが一応聞く。 「家に帰らないのか?」 お腹を満たしたのか少女は声を出して話す。 「お家帰りたくない、」 困った僕は 「じゃあおまわりさんに行くか」 少女は急に震えだし、 「それだけはいや!」 今までにもあったのだろう多分警察に行けば必ず家に帰される。その後のことは… そんな事を考えていると、 「おじさんの家がいい。」
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