呟いた告白

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アルコールがほとんど入っていない身体はやけに敏感で、彼の身体は熱かった。 思い返すとアルコールなしに身体を繋げた事がないのかもしれない。 素面で抱き合う事に抵抗があったのだ。 酔っていないと自分を曝け出すようで、怖い。 胸を優しく揉みしだかれただけで、息が上がる。 尖りに絡まる舌先の感触がやけに鮮明で、彼の吐息の荒さまで感じられた。 そして、ぐずぐずに濡れた自身の秘部の熱さを彼の指の冷たさで知った。 「はっ、あ…………ダメ」 解されていく膣内から愛液が溢れ出し、割れ目を流れていく。 このままでは彼のシーツを汚してしまうと、そんな心配が過るけれど、反応する身体を抑えられない。 快がりながら、張り上げそうな声を堪えることに必死で気づいた時には太腿に彼が口付けていた。 ぐっと脚を開かれ、彼の顔がその間へと沈んだ。 「 ──── あっ、やめて」 今まで、それはされた事がない。 脚を閉じようとする太腿を掴まれ、彼は止めようとはしなかった。 指先で弄ばれ既に突起した肉芽が舌先で刺激され、痺れるような快感を生む。 膣内の彼の指が何かを追い立てるように動き、腰が浮いた。 いつもより、愛撫が熱い。 責めるような、問い詰めるような、これでもかと与えられる。 「んっ────── !!」 ビクビクと身体を震わせ果てる肌の上を下腹から口付けが這い、激しく上下する胸の上で止まった。 柔らかい肌に吸い付かれ幾度も小さな痛みを落としていく。 そして、待ち構えるようにひくついている秘部へ熱り立つ硬さが押し込まれると、貪るように腰が揺らされた。 身体中を、肌を、快楽さえも全て奪わんとする熱情。 「あ、だめっ、…………まだ動かないで」 達しても止むことのない律動に、膣内が激しく波打ち腰から力が抜けた。 脱力した身体を抱え、彼は尚も腰を止めない。 思い知らせるような激しさに捕まり、乱れ身悶え喘いだ。 気付くと荒い息を繰り返し彼が覆い被さっていた。 ずっしりと重さを与える彼の背中に腕を回し、汗に指を這わせる。 繋がったままの秘部がまるで自分の一部みたいに違和感がない。 いつもの味わうようなSEXが性に合うけれど、膣内の奥底まで激しく求めてくる彼の熱さが嬉しかった。 どれくらいそのままでいたのだろう。 胸の内で何度も名を呼ぶ。 好きだと唱える。 この時間がずっと続いて欲しい。 「大好き…………」 ふと口を吐いて出ていた。
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