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君は不思議な質問をしたあと、ひとりで話し始めた。
「私はね、人は最終的にヒカリになると思うんだ。というか、そう願ってる。
空に広がる無数の星みたいにヒカリになって、みんなを照らして見守るの。
お前みたいなやつが何言ってるんだ?
って思われるかもしれないけど、夢は大きく持った方がいいじゃん。
いつ自分が死ぬかなんて普通は分からないからさ。もし、今死ぬんだとしたらヒカリになれたらなぁって本気で思うよ。
ヒカリになったら成瀬君にとって嫌でも忘れられない存在になってあげる!
ねぇ、聞いてた? 今のは笑うところなんだけど〜」
俺は何て返せばいいか分からなかった。いや、言葉が浮かんでも何も返せなかっただろう。
だけど君が何かを悟っているように見えたのは事実だと思う。
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