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週末
私は鏡の前で服を何着も着替えていた
と、年下の男の子って
何着ればいいの?
いや、海って…
何着ればいいの?!
1人パニックになりながらも
気合い入れすぎず
でも、可愛らしい服を選ぶ
……
まだ、付き合ってる訳でもないのに
何してるんだろう…
我に返った頃
『着きました』
神田君からメッセージが届いた
「よしっ。」
最後に鏡をもう一度確認して外に出る
アパートの前には黒い車が停まっていた
彼の勤めているメーカーの代表的な車だ
「おはようございます!」
運転席から神田君が出てきて
助手席のドアを開けてくれた
「ありがとう。でも、自分でできるから…」
こんな風にしてもらうのは初めてで何かソワソワする
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