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男の飼い方
部屋に戻り、私は一つの部屋を彼に貸した
そこは誰か泊まりに来た時に貸す用の部屋。
私の住んでる所は2DKなので、一つは元々ほとんど使っていなかった
「ここの部屋、使って。何も無いけど…。」
1カ月だけだから、そこまで必要なものは無いだろう
買うまでする事も無い
「えっと…、布団、布団。」
クリーニングから返って来ていた布団をクローゼットに見つけ
「あった。寝る時はコレ、ね。」
彼に淡々と部屋とトイレ、洗面所などを案内する
まぁ、2DKの部屋なんて案内する程でも無いのだが。
「美月、ありがとう…」
さっきまでの勢いはどこにいったのか
遼は、急にシュンとしている
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