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議論
タイトルの無い物語に
いちゃもんつける犬が伏せて
背中の塔が月を抱くと
雑音みたいな時間が糧になる
明日になっても昨日の記憶がこびりつく
雲の形は不安定
砂混じりの呼吸と共振したいぬの紡ぐ物語が
対の内臓を通り抜け
答えない塔にフラストレーションがつのる
ラッキーが散りばめられた会話を
月光が遮った
塔と犬のコントラストが夜景に浮かぶ
まだ気持ちは落ち着かない
繰り返される物語に込められた熱が冷め
皮肉がハウリングを起こしてた
色々とやかましい
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