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夢中で叩きつけられる激しい責めに、藤は甘い声音で鳴いていたが、次第に慣れてきたらしい。口端を吊り上げて、尚太郎に熱っぽく囁きかける。 「あ……はっ、おまえ、いい眼すんじゃねぇか……ッ、ああ、たまんねぇ……んっ、そ、その獣じみた眼で、もっと俺を見ろ。ゴツイ成りして年下の男に犯されてる俺を見ろ。おまえに雌にされた俺を……」 「ッ……!」 藤の自虐的な言葉攻めは、童貞卒業中の身には負荷が大きい。尚太郎の脳は沸騰しそうになり、心臓は破裂しそうなほどパンプして、血管がオーバーヒートする勢いで股間に血液を送っていく。 「んあっ! ……っ、おい、また一段とデカくなったぞ。俺ん中で、おまえがギッチギチに膨らんでる……ッあ、そんなに俺の処女穴は気持ちいいか? 初めて男を受け入れたくせにはしたなくおまえにまとわりついてるこのエロ穴の具合は、そんなにいいかよ?」 聞いてるほうが恥ずかしくなるワードを連発されて、尚太郎は攻めているのに攻められている気分になってきた。 「や、やめ……」 「なに可愛い声出してんだ。さっきまで肉食獣みたいな顔してたくせに、急に子ウサギみたいになりやがって。……ああ、だが、おまえのどもる声、やっぱいいな。ほら、もっと引きつった声出せよ」 淫らに煽り立てたかと思うと、藤はその鍛え抜かれた腹筋力で身体を起こし、形勢逆転とばかりに尚太郎を押し倒した。仰向けに倒れた尚太郎の上に跨る格好になって、額に貼りついた乱れ髪を掻き上げ、 「俺がおまえの心筋まで鍛えてやろう」 ぺろりと舌なめずりして、じりじりと得物を丸呑みするように尚太郎の一物をさらに奥まで呑み込み、リズミカルに腰を揺らしはじめる。まるで直腸壁まで鍛えているかのように絡みつき、絞り、しごく。その動きに翻弄された尚太郎はとうとう泣きを入れた。 「やっ、だ、だめ……」 「なにがダメなんだよ。おまえの下半身はしっかり悦んで、俺の中でビクビク脈うってるぜ。元気だな。元気すぎて、入っちゃダメなとこまで入ろうとしてる。いけない坊やだ」 言うなり、尚太郎の両腕を掴んでバンザイするように持ち上げた。開いた脇にピチャピチャと舌を這わせ、 「濃い味がするな……」 「か、かんべん……してくださ……」 「なんでおまえが泣き入れてんだよ。入れられてんのはこっちだぜ。おまえのデカブツを身体の奥までずっぽり入れられて、ぎちぎちに拡げられて、あんまりデカいから出入りするたびに入り口がめくれちまって……きついのに、おまえと繋がってるところが炎症してるみてぇにすげぇ熱くて、擦られるたびにむずむずして、もっと擦ってほしくなる。もっといたぶってほしくなる」 煽り立てながらきつくまとわりつき、さらに追い詰めるように腰を力強くグラインドさせて緩急をつけ、ギュウギュウと締め付ける。 尚太郎はあごをのけぞらせた。 「うっ、あ、あぁっ、」
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