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「ああ、また寝過ぎた……って言うか変な体勢で寝てたから超体痛てえー」
あくびをしながら凝り固まった体を伸ばしていると、萌理が溜め息まじりで見つめてきた。
「……なんなの、その人を憐れむような眼差しは」
「憐れみたくもなるよ、幼馴染としては……」
「どう言う意味よ」
「あきらちゃん、ヨダレ全開」
「えっ、ヨダレ?」
慌てて口元に手を当てると、幼馴染のご指摘通りとても残念なことになっていた。いや、それどころか机に目をむけると小さな水たまりが出来ている……。
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