第二章 最悪の休日

3/7
前へ
/37ページ
次へ
その頃、三橋美奈子は銀杏並木通りを絵画館の方に向かって歩いていた。 「ふぅ~久しぶりの休日だぁ~」 ウキウキ気分ではしゃぐ美奈子は休日の過ごし方をあれこれ考えていた。 「さてと、今日はどこ行こうかな~?表参道に行こうかな?原宿に行こうかな?」 ふと、前を見るとスポーツサングラスをかけた怪しい男が走っていた。 (♪~♪~) 鼻歌を歌いながらジョギングする黒ジャージ黒サングラスの怪しいその男は 高身長で細身のスタイルはカッコイイが些か不気味な雰囲気を醸し出していた。 「!?なんか怖い・・・」 気味が悪くなった美奈子は左側に避けようとした。 スポーツサングラスをかけた男と美奈子との距離はどんどん近くなってきた。 その時!!
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加