第二章 最悪の休日

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第二章 最悪の休日

翌朝、原田はあくびをしながら、食事をしていた。 寮を出てからはや1年。 原田は青山一丁目の駅から徒歩5分の所にあるハーベスト青山という10階建てのマンションの502号室に住んでいる。 朝食を食べ終えた原田は、コーヒーを飲みながら関西タイムスを読んでいた。 関西タイムスとは阪和パンダス・競馬・グラビア・ボクシングの情報に特化したスポーツ紙でパンダファン愛読のスポーツ紙である。 では、何故原田は関西タイムスを読んでいるのか? それは、ライバル瀬川の動向をチェックするためだ。 ふと、原田は、関タイ(関西タイムスの略称)の1面に小さく自分が完封勝利を挙げた写真が出ているのを見つけ喜んだ。 その時、原田のケータイから一本の電話がかかってきた。
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