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「行くなよ……合コンなんか」
「ん?」
「……合コンなんて行かなくても、案外身近にいるんじゃないの?」
「いや、私は部活あるし行かないけどさ。
……ていうか、誰よそれー? 」
「さあね。自分で考えてみたら」
「え~……身近ねぇ……うーん、あっ! 武田くんとか!? な訳ないか」
なんでそこで武田が出てくんだ……
―――俺だよ。
その一言を、既に温くなったカルピスソーダと一緒に、喉の奥に飲み込んだ。
気の抜けた炭酸はただただ甘ったるいだけで、パンチのないぼんやりとした味だ。
今の自分と重なって無性にイライラして、俺はペットボトルの残りを一気に飲み干した。
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