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「え……そうだけど」
何でそんなこと知ってるんだ……？
「やっぱり！ 登校日に部活の撮影するんだよね？ この間キャプテンと先生が話してるの聞いたんだ」
「あぁホームページの？ それって久世くんのことだったんだ！ 凄いね、カメラマンってこと？」
「ね、なんで久世くんが撮ることになったのー？」
畳み掛けるように質問されて、
圧倒されながらも「まぁ……うん」と答えると。
「…………撮影？」
詩乃が小さく呟いた。
「あれ、詩乃知らなかった？」
あ……マズイ、
そういえば詩乃に話すタイミングが無くて……
俺が口を開く前に次々説明してしまう友達と、黙ってそれを聞いている詩乃。
「ふぅん……」
詩乃は事も無げに一言だけそう言うと、ちらりと俺を見た。
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