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後悔を背負ったまま2ヶ月が経った、呼吸も苦しくなって、吐血の回数も増えて…結局椎名とも仲直り出来ないまま私は衰弱死した。
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芽依「辛かった…苦しかった…後悔だって山積みのまま死んでった…」
莉乃「……それが私から逃げた理由?」
俯き芽依からの視線を逸らす莉乃に苛立ちを覚え机を強く叩く
芽依「だから…だから!!ちょっとやそっとで限界だってほざいて死ぬような奴が嫌いなの!!自分でどうとでもなるのにくたばってさ!!結局そういう奴は自分に甘いんだよ!悲劇のヒロイン気取ってんだよ!!」
莉乃「……何で?何で芽依ちゃんが偉そうに言えるの?芽依ちゃんだって悲劇のヒロイン気取ってたじゃん!!自分でさっきそう言ったよね?」
芽依「っ!!…」
莉乃「自分で出来もしない事押し付けないでよ、芽依ちゃんも辛かったかも知れないけど私も辛かったの!!死ぬ事しか考えられなかったの!……芽依ちゃんがやってる事はただの八つ当たりだよ…」
芽依「………識がそろそろ来ると思うから…じゃあね…」
再び逃げるように芽依が去って行くのと同時に識が現れる
莉乃「あっ…識さん」
識「莉乃さん…芽依さんと喧嘩でもしたんですか?」
莉乃「え…どうして」
識「たった今すれ違った芽依さんと莉乃さん同じ表情をなさってますから…努と哀が混じったような表情…詳しくお聞きしてもよろしいですか?」
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