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わかんない!
私、レナは最近結婚しましたが、夫の正夫の趣味が理解できないの!
とある日…
「お届け物でーす」
「はぁい!誰からかな?」
荷物の送り主は…漢字?読めない!きっと正夫の友達かな?…ってことで、開けちゃえ!
ちょっと重くて大きいダンボールのガムテープをビリビリ破いて開けてみた!
…ら!
ななななな…!なに?この物体!?
同じ大きさの物がたくさん入ってるけど…。
そのうち1つをとってみた。
ん?ぶ…ぶたさん!?
しかもちょっとかわいい!ような?
正夫ったらっ!これ私に?
…ん?
いったい…いくつある?
1、2……うわ!
10!も?いらないよ~。
「ただいま~」
正夫が帰ってきた。
「おかえりー!ねー!これなに?ぶたの置物?」
「ってわ~!何勝手に開けてんの!」
「ねぇ~!こんなにたくさんどうするの?レナいらないよ?」
「は?俺のだからやらねーよ。つか、これ貯金箱っていうんだ」
「え?」
「貯金するために金入れとくんだ」
「へぇ~。変なの。正夫これどこに置くの?」
「あぁ…ベッドの下とかにいつも置いてるけど?」
「ふぅーん。知らなかった~」
「ダンボールのまま置いてるしね。ま、レナには関係ないから」
えぇ~。ちょと膨れちゃうな!
ってことで、正夫がお風呂に入っている間にベッド下を見てみた…ら!
ダンボールがたくさん!
開けたらぶたぶたぶたぶた…!ぶたさんだらけよ!
そーだ!正夫の部屋…!
いつも開けない棚を開けたら…!
ぶたぶたぶたぶた!顔がずらぁり!
こわぁい!やだぁ!
「レナ?何してんの?」
「うわぁ!正夫!」
ぶたさんが、ずらぁりと見えてた…!やば!
「…引いた?」
「ごめん……正夫何がしたいの?」
「貯金」
「なんでぶたさん?」
「ぶたの貯金箱が主流なんだよ」
「こんなにいるの?」
「なんかたくさんあると安心できるというか…そうだなぁ…仕事のやる気にも繋がるし…あと他にも…」
やっぱり正夫は変人なのかもね。そこんとこはやっぱり理解できないや。
ま、いいけどー
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