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どっちがいい?
「ねっ!正夫~、新しい下着買ったんだけど~どっちが好き?」
正夫はパソコンに向かっていて見向きもしない。
だから、後ろからハグしてみた。
「正夫~」
「レナ、何?」
「こっちとこっちどっちがいい?」
抱きつきながら、手に持ってたものを正夫の正面にもっていく。
「は?色ってこと?」
「うん。デザインとかもー」
「別に…どっちでもいい」
そう言うと、またパソコンの画面を見て作業をし始めた。
ひどいっ。
私は抱きつきながら、新しく買った下着を投げ、正夫をもう一回きつくハグした。
「うぇ、苦しい…」
「正夫のバカ!レナかわいいと思って買ったのに…!」
「は?俺と関係あるの?」
「正夫の好きなの着たいもん!」
「…。」
正夫は私の腕から抜け出し、私の方にからだごと向いた。
「俺、別にレナが着るものはなんでもいいと思ってる。正直デザイン?とかわかんないし?」
「なにそれ…!レナのことかわいいって思わないってこと?」
「ちげーよ」
そう言うと、正夫はキスしてきた。
「レナはさ~なんでも似合うよ。もちろん、裸も好きだけど?」
「正夫…レナがヌード写真撮られてもいいの?」
「やだね。レナは俺のだし。ありえない」
そう言うと、ギュッとだしきめられた。
「レナは誰にもやらねぇよ?」
耳元で囁かれてドキドキした。正夫はなんだかんだ言ってるけど、レナのこと好きなんだなぁ~
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