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レナのミス
「いやーん!私ったらドジ!」
正夫に渡すつもりの昼ごはんを職場に持って来ちゃった~!私の分はホットドッグなのに、これはミートスパゲッティだものー!
「ジャムたいへーん!正夫の分持って来ちゃった!」
「えーひどいよそれ~」
「いや~ん!大変!持って行かなくちゃ!」
「レナ、今から行くの?」
「もちろんよ!」
正夫の会社へと行ってみたら、まだ昼ごはんの時間ではなかった。
ふう、セーフ!
「正夫!ごはん持って来たよ~」
「え?レナなんで?」
「これ~レナ間違えちゃって!」
ミートスパゲッティの入ったものを正夫に手渡しした。すると、
「は?俺の?!ってことは、持って来たのは…レナの?」
「そうなの~!ごめ~ん!レナ間違えちゃったの!」
「いや、いや、俺が忘れるというか間違えるなんてありえない!…最悪だ」
えーー何それ~
よくわかんなーい。
「ちゃんと持って来たからいいでしょ~?」
「まぁ、それはね」
とか言いながら嬉しそう。よかった~。
あ、そうだ!
「ねえねえみんなー!この間正夫の受けた仕事知ってる?」
「あ、おい!」
「あぁ、ガイドのね~」
「正夫が喜んでたやつか!」
「やめて~」
私、レナは前ここでバイトしてたのでみんなのこと知ってるの。
「そう!それよ!レナはすぐ辞めちゃえば?って言ったんだけどー正夫はきかないの!」
「正夫は真面目だからな。」
「さすが正夫。」
「やめてくれー!」
もう正夫ったら照れちゃって~!かわいいんだから!
「そ、そんなことどうでもいいから!…レナ!仕事はいいの?」
「あー!そうだったぁ~!大変!帰る~!」
と帰ったものの、遅れちゃって。
しかも私ったら、自分の分を正夫からもらうの忘れてたー!
もうっ!いやになっちゃう!
私のドジ~!
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