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怒りに任せるでもなく
かといって醒めた様子もなく
「ンンッ……もうやめっ……」
征司は規則的に僕を揺さぶり続け
おしゃべりな唇に舌を捻じ込んで塞いだ。
それから離れていた間を埋めるように
長い時間をかけて——果てることのないまま僕の身体を貪った。
「ダメッ……もう無理なのっ……やだっ……征司っ……やだっ……!」
僕の方はすでに何度もイカされて
頭が真っ白になったまま叫ぶ。
「どうして?まだ中でならイケるだろ?」
とっくに放出するものもなくなった花芯を絞り上げるようにして。
征司は『フォークを取ってくれ』と言うのとまるで同じ口調で僕の耳に囁く。
「もう無理……!無理だもんっ……やぁだっ……!」
「もっと深く突けば平気さ。ほら腰を浮かせよ」
「いやぁっっ……!」
征司は僕の腰の下に枕をあてがい下半身を持ち上げた。
まるで僕の身体を支配するのは至極当然のことのように。
「締まるのにトロトロだ」
「アアッ……イクッ……やだっ……イくぅっ!!」
ほんの少しの角度の変化が
既に快感に雁字搦めにされた僕には致命傷。
「あーあ、足先まで痙攣してら……さすが見境のない淫乱だな」
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