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「あずさ、お待たせ。」
「ん。光、はよ行こ」
俺は今ものすごく機嫌が悪い。
いや、今って言うか、平日のこの時間帯はいっつもそうやけども。
なぜって?
そんなん生徒会の阿呆共のせいに決まっとるやろ。
俺は理由あって…という程の理由も無いんやけど…まあ、ぶりっ子を演じている。
でもまあ、好きでもないやつのこと…てか嫌いなやつに好き好き言うてメンタル鋼なやつなんかそうおらんやろ。
まあ、そういうわけで機嫌が悪い。
そうそう、今隣に居る男は親友の小野田光。
極めて端正な顔立ちをしている。
光は内部生で幼少の頃からこの学園にいるらしい。
あ、俺は中等部の途中に転校してきたからギリ内部生って感じ。
ノンケかバイかゲイかと言われると分からない。だって人をそういう目で見たことないから。
でも偏見とかはないからバイってことにしてある。
光はノーマルだけど今好きなやつは男らしい。中学ん時にその人に出会ったって言ってたな。
て、今はまぁそんなことはどうでもいい。
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