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「あ、ミサりん」
と、ちょうどそこに山本チイが現れた。
寒いのかぶ厚めのコートに手袋、マフラーと可愛らしいお花のついたニット帽と言う完全防寒な格好だ。
彼女を見付けたミサは、ニヤニヤとしながら近付く。
「噂をすればなんとやら……自分から現れるとは、良い度胸だなぁ?」
「うん、今日は特別な日やから」
「何だよ、特別な日って?」
しかし、チイの言葉にミサは目を丸くした。
そして。
「メリークリスマス、ミサりん♪」
チイは、満面の笑みで両手に持ってる何かを差し出した。
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