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他の誰かが少年に話し掛けたり触れたりしただけで、嫉妬で狂いそうになっているくせに。毎日必死で告白してくる可愛い姿をもう少しだけ堪能したい――そんな、いじわるな総長のわがままを。
彼の、自分を見る目が優しく時にはひどく熱のこもったモノへと変化していることを。
やがて少年にとっての一途な片想いが本当の意味で叶う頃。
今はクールに見える総長が嘘のように、少年の身も心もトロトロに甘く溶かし、お互いに溺れ切ってしまうことになるのだが。
それはもう間もなく訪れる、二人の未来の物語である。
「いやいやいや、単に総長がムッツリなだけでしょ、この場合。きゃー平凡くん逃げて、エロエロ星人にあーんなことやこーんなことされちゃうよぉ? ぷぷっ、でもってその場に乱入とかしたら何か面白そう。うは♪」
ちなみに副総長の彼女と平凡少年は、ちょっとだけ雰囲気やからかった時の反応が似ているそうな。
【END】
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