5人が本棚に入れています
本棚に追加
バスケ部
公立N中学。 公立だから、頭の良い人も悪い人も、運動ができる人もできない人も、カワイイ娘もそうでない人も、カッコいい男良(こ)も、そうでない人も色々。
若い俳優が教師役をやる民放ドラマの教室のように洗練された容姿の生徒ばかりなんてあり得ない。中学校の普通の女の子(本人はちょっと変わってると思っている)ユウナ
バスケットボール部のユウナとアヤ。部活が始まるまでの体育館。みんなが集まってくる。
「アヤすけ!」
「オッス」
「だりーな」
「だりー」
「飯食ったか?」
「おー」
「顔色悪りーぞ」
「だりー」
「元気だしな」
「おー、 元気でございますわよ」
「おー、今日もアヤちゃんカワイイじゃん」
「まあな。 ユウも今日もイケメンじゃん」
「えー、女だっつーの 女だっつーの」
「二回言うなっ でもユウはカワイイよりイケメンだよな」
「だからオンナだっつーの」
「髪、七三にしてみ」
「なんでだよ」
「ほら、かきあげて」
「うっせーよ」
「ユウ 怒った?」
「ううん 怒ってない ありがと」
「お前はいいやつだな」
「アヤすけもな。」
「ハハハ うっせーよ」
「ハハハ アヤちゃん素敵」
「だからうっせーっつーの」
「あっ もう時間じゃん」
「ユウ 気合い」
「気合い入れっぞ」
「じゃあ行くべ」
「ハーイ ナイスパス」
「ファイトー」
「ファイトー がんばれー」
「ファイトー がんばれー」
「ナイスシュー」
バスケ部のみんなと掛け声を出しながら毎日の練習をするユウナ達だった。
~続く~
最初のコメントを投稿しよう!