introduction

4/11
前へ
/131ページ
次へ
「我慢してる顔も結構クルな」 ジョンはくつくつと喉を鳴らして、腰を動かし始めた。律動の合間にも歯形をつけてくる。たまに口付けを落としてくるのが本当にタチが悪い。噛まれるかも、と身構える俺の反応を見て楽しんでいる。 「気持ちいい?」 動きながら甘く囁く。 「噛まなきゃな」 「アハッホントかわいくねえ」 動きが早くなる。ベッドが軋む音が大きくなった。ジョンは俺を囲い込むようにベッドに腕をつく。 「イキそ・・・」 ジョンの声が擦れる。 俺は頷く。ジョンは顔を上げて、ニヤリと笑い、俺の首筋に歯を突き立てた。 ヤツの下半身が震えて、俺を捕らえる腕にも顎にも力が入る。食いちぎられるんじゃねえかってくらい痛くて声が上がった。 マジで覚えてろよ。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加