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アプリを開くと、名前、写真、ウケかタチか、恋人募集か、イチャつくのがいいか、ヤルのがいいのかなんかを書き込んだプロフィールがズラリと画面に並ぶ。
マッチング機能を使って関係が成立すればメッセージを送れる。
俺は流し読みして、後で返信しようとスマホを閉じる。
「そうそう、明日お前カホを風呂に」
ユウジが洗面所の前を通り掛かり
「・・・それじゃ無理そうだな」
と思いっきり軽蔑の視線をぶっ刺して、ちゃんと閉めとけ、と乱暴に扉を閉めた。
鏡を見ると、タンクトップから見える首から胸元にかけて歯形だのキスマークだのがえげつないくらい残っていた。
Tシャツはやめて、タートルネックを着ることにした。
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