1人が本棚に入れています
本棚に追加
「何故、あなたにそれが分かるのか分かりませんが、答えはYESです。私の命は、あと半年しかありません。」
そう答えた後で、女もまた後悔した。
赤の他人にこんなことを打ち明けて、何になるだろう。
そして言った後にまた、相手を傷つけ自分を守るためにこう続けた。
でも、同情なんてしなくて結構です。人は放っておいたっていつか死にます。あなただって、明日死ぬかもわからないでしょう?」
女はそう言って、再び立ち去ろうとした。
最初のコメントを投稿しよう!