出会い

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Kは彼女よりも早めに待ち合わせ場所に着き、近くの喫茶店に入っていた。 Kは手に1枚の真っ黒に焼け焦げた写真を持っていた。 それを眺めながら、5年前に自分の身に起きた悪夢を思い出し、そしてそのせいで死んだ妻のことを思い出した。 行くあても生きていく気力も、意味までも失ったK救ったのは、名前もない小さな寺だった。
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