白い金平糖 ~平行~

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「なんっ・・・。」 「ごめん、遅くに・・・異動先の飲み会終わってそのまま来た・・・。」 「それはいいんですけど・・・その、この状況は・・・。」 彼の体の感触と体温を全身で感じ、心も体もどうしようもないくらいに熱く騒がしくなる。 「・・・俺、支社準備チームに異動になるって内示受けた時、引き継ぎとか支社が出来てからの引っ越しがどうとかより、一番最初に璃子の顔が浮かんだ。」 「え・・・?」 言葉の意味はわかるがとても信じられなくてすぐには反応できない。 「ごめん。俺、急激に璃子のこと好きになっちゃって。でも、彩木さんへの恋が終わった後でいきなりこんな・・・いつも真中さんにチャラいって言われてるから璃子にもそう思われるのが嫌で・・・。」 「あたしを甘く見ないで下さいよ!新貝さんがチャラくなんてないのわかってますから。どんだけ見てたと思ってるんですか・・・って、え~っっ!!!!!!す、すすす好きってあたしのことっっ!?!?!?」 驚いて大声を出すと彼の顔を穴が開きそうなほど見つめる。
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