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〜俺は一体どうすれば〜
唐突過ぎて呆れるが、俺は【ハレイ・グレイドン】と言うものだ。俺は【ジャパズ王国】と言う国出身で、男である。
年齢は18で、多分普通の顔をしている。と、思う。魔法やら斧やらなんやらある世界。俺は少しおかしいと思っている。とまあ、これが現実なんだが。今俺は家に居て、床にうつ伏せで寝転がっている。俺は外に出るのが嫌いな人族だ。いや、でも俺は対して一人暮らし。外に出なければ餓死してしまう。クソッ…出るしかねぇ……!!!
辛い………!!!とてもじゃないほど辛い!!!!
【いっその事、魔法も魔物もなくて、便利に暮らせる世界】に行きたい!!
と今は心の中で願っている。
「ひゃぁぁ…!!クソねみぃ…外出たくねぇ…」
そう言いながらも俺はダランとしながら立ち上がる。つらい…。
【疲労回復 魔法発動】
緑色の光が体を囲む。その、光が静まると、疲労が回復する。
そうだ。ステータス最近見てねぇな。ちぃと見てみるかな。
【ステータス オープン】
目の前に現れる。
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名前/ハレイ・グレイドン
性別/男
年齢/18
固定能力/勘/威圧/隠蔽/言語解
得た能力/基本魔法
職業/無
空腹/80/100
筋力/10
疲労/40/100
知恵/36
魔力/500/700
攻撃力/860
_________________
ひょえ。俺ヒョロヒョロなんだけど。筋力10ってなに。俺そんな弱いの?無理無理。辞めて現実を見せないで。
っとまあ、これが俺のステータスさ。
ガチャ……トストス……
玄関から出て、まずは靴のつま先で地面に当てて、ちゃんと履く。ダルそうに、歩き出す。まずは食料専門店へ行こう。食べなきゃ死ぬ。
人が居ない。いんや、ここらは辺鄙だし、人が少ないだけか。
ウィーン……スゥゥ…
いきなり大きな魔法陣が、下に形成される。
光は黄色。ヤバい。
「は!?んだこれぇ!?」
逃げようとするも、その魔法陣が後をつけるかのように俺の下にずっといる。
ようやく形成された。俺は逃げ切れずに居る。
[望ミマシタ。アナタ。ガ。]
眩しい黄色の光に包み込まれながら、俺は意識を失った。
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