0人が本棚に入れています
本棚に追加
ヒロキ「俺、ギター始めたのもさ、音楽やってたらいつか有名になったミカとまた会えるんじゃないかって、そう思ったからなんだ」
ミカ「あら、今日はずいぶん素直なのね」
ヒロキ「うん、そうだね。まさかここでミカと会えると思わなかったから。そりゃ素直になるよね」
あはは、と笑うヒロキ。
うふふ、とミカも笑い返す。
ヒロキ、握っていたミカの手をさらに強く握る。
ヒロキ「さっき、さ、ミカ、泣いてなかった?」
ミカ「うん…見てた?」
ヒロキ「何かすごく儚げで消えそうに立ってたよ」
ミカ「そう…ね。正解には消えられないんだけどね」
ミカ、ペロッとイタズラ気味に舌を出す。
最初のコメントを投稿しよう!