初めての…?!

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……… ベッドから起き上がり 玄関まで走って行くと 扉が開いた… 「おっ…緋奈(ひな)起きたのか? おはよう…」 コンビニの袋を片手に 私を抱きしめた 「おはよう…じゃない…」 「えっ?」 「…居なくなったと思ったんだよ?」 私は駿真(しゅんま)から 離れた 「緋奈が気持ち良さそうに 眠ってたから 起こしたら悪いと思ったんだよ。 それよりさ…何か気がつかない?」 「それよりって… 私には駿真が居なくなったことが ショックだった…」 「はぁ…緋奈、怒ってるの?」 「…怒ってる。」 「緋奈は寝起きの時…機嫌悪いのか… ごめん…俺が悪かったから 機嫌直して? 緋奈の好きなプリン買って来たんだよ。 一緒に食べようと思って…」 うっ… その為に? 「駿真…ごめんなさい。」 「はぁ…良かったぁ… クリスマスの朝に喧嘩なんて 嫌だよ…」 また…駿真が抱きしめて来た… 私も抱きしめ返す… ん? さっき何か気がつかない?って 言ってたけど… 「駿真?」 私は顔を上げると 「何?」 「何か気がつかない?って 言ってたのって何?」 クスッ…と笑う駿真 「怒りん坊の緋奈には 秘密にするかな?」 「何で?顔に落書きしたの?」 ぷっ… 「するわけないだろ?」 私は玄関にある鏡で自分の顔を見た… 顔を手で触りながら… 「!!」 あることに気がついた… ………
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