待っているのに…

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……… これで掛けて出なかった 諦めよう 願いを込めて もう一回電話掛けてみる ♪〜♪〜 『…ん、もしもーしぃ。』 彼は…やっと出てくれたけど …この声は 寝起きっぽい感じだ… 「もしかして…寝てた?」 『…えっ? 待って…今、何時?』 「6時過ぎてる。」 『マジかぁ… ごめん! 言い訳になるけど、 来月提出する レポートまとめるのに 徹夜してて…その… 兎に角、今行くから 寒くないよう店の中で待ってて!』 そのまま彼からの 電話は切れてしまう うっ… 怒りたくても 怒れなかった…私 支度して 電車に乗って ここまで30分以上はかかる… 何処で待とうか? イブだから 何処に行っても混んでいた 仕方なく 駅の改札口付近で 待つことにした… カレカノになって 初めてのクリスマスなのに… 何だか切なくなって来た… ………
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