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お互いに手を離し、また歩きはじめる。 彼と他愛もない話をして歩き、タクシー会社の前に到着した。 タクシーを待つ間、震えながら彼が言う。 「いや、しかし寒いね。温めて?」 私は、ちょっとドキッとした。
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