12月25日

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 クリストファー少年は、夜が来るのをじっと待った。そして、母が夕食の準備に取りかかり始めた。 「クリス、今日もお手伝いお願いね」 「え?うん・・・」  今日は僕の誕生会なのに? 「ねえ、ママ?」 「なあに?」 「今日は、なんのご馳走かな?」 「ごめんね、今日は昨日の残り物の七面鳥なの」 「でも、ケーキ、あるよね?」 「ケーキ?クリスマスケーキなら昨日食べたじゃない?」 「違うよ!僕の誕生日ケーキだよ!」 「あら?昨日のパーティーがお誕生会と一緒だったのよ」 「そんな!だって、誰も“ハッピーバースデー”って言わなかったよ。ケーキにろうそくがなかったし、吹き消してないし、“おめでとう”って誰も言わなかったよ」 「でも、クリスマスイブだったから、“メリークリスマス”って」 「じゃあ、僕の誕生会ってもう終わっちゃったの?」 「ごめんなさい。でも、昨日クリス喜んでたから・・・」 「じゃあ・・・じゃあ、僕の特別なプレゼントは?」 「今朝全部開けたでしょう?」 「でも、でもスライと同じだけだったよ!スライは先月誕生会をしてもらって、誕生ケーキのろうそくを吹き消して、誕生日プレゼントもらったのに!」 「あなただってちゃんともらったじゃない!」 「僕の仔犬は?あの茶色と白の仔犬は?」 「犬はパパがダメだって」 「どうして?うちには芝生の庭があるんだよ?」 「あなたはまだ子供だからお世話できないでしょう?」 「ママと一緒ならお世話できるよ」 「ごめんね。ママは飼ってもいいって思ったの。でも、スライは犬が嫌いなんだって」 「・・・」
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