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……此処はどこ?
あたし……本当に死んじゃったんだ。
もう、迷うことも無い。未練があっても。
ううん、もう良いんだ。あたしが決めたことだから。
二度も同じ目には合いたくない。だから……決めたんだ。
『全ての力を解放し、死神としての力を全て棄て去る』
この方法しかなかったから……
「……そんなはずはないわ」
誰かの声がする。でも、聞こえないふりをして前に進む。
行けども行けども何も無い、闇の中を。
「貴女はそんなことで身を投げ出すほど弱くはないはずよ」
聞いたことのある声だ。……あのとき、聞いた。
あたしの……一時的な、だけど、もう一人のパートナー?
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