2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「高見くん!この前話したエトワールの広告の話、君に任せることにしたから」
「え……、そっ、それは……大変光栄でございますが、私でよろしいでしょうか?
私はまだ実績も実力も足りておりませんし、もっと他にふさわしい方が……」
昼休みに職場で弁当を食べていた聡は、上司に大仕事を任されそうになり、思いきり動揺してしまっている。
「何を言ってるんだ、君以外の適任がいるはずないじゃないか。君はエトワールと同じオーディションを受けて、ファイナルまで進んだんだろう?
昔のよしみで上手くやってくれよ。任せたぞ」
当然のことのように仕事を押しつけられ、聡はしばらくその場で呆然としていた。
最初のコメントを投稿しよう!