9.基本的な執筆ルール

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◆感嘆符、疑問符、記号のあとは1マス全角で空ける わたくしのキャラクターはワチャワチャしたヤツが多いので、「!」「?」「♪」などを多く使いますが、これらの後は1マス全角で空けるのがルールなのだそうです。 「なるほど!わかった」ではなく、 「なるほど! わかった」という風に。 文末に使用した時は必要ありません。 ただ、これは出版業界で広く浸透しているというだけで、国語的に決められたルールではないようです。実際、メディアによっては空けていない文章も多く見かけますので、趣味で小説を書いている方はあまり気にしなくても良いかもしれません。書籍化が目標の方は、身につけておいて損はないルールだと思います。 ◆一人称、三人称を逸脱しない 三人称で書いていたはずなのにいつの間にか一人称になっていたり、一人称が三人称になっていたり……。小説を書き始めたばかりの頃によくやっちまうミスですね。よすだも経験ありです(笑) これについては、『monokaki』#25『一人称/三人称って何ですか?』でとてもわかり易く説明されていますので、ご一読をお勧めいたします。 わたくし個人としては一人称の方が書きやすいです。視点がブレないし、基本的に『私』の心境しか考える必要が無いし(笑) それと、わたくしは文のリズムを大切にしたいと思っておりまして、そうするには一人称の方が都合良いのです。 たとえば三人称だと、 『よすだはこっそりおやつを食べた。 また太るということは分かっていた。 しかし、どうにも抑えられなかった』 と、「~た」が続くことがあり、非常に単調な文になることがあります。あとは「~だ」「~である」とか。わたくしは同じ結びが三回続くとムズムズしてしまいます(笑) それが読んでいてどうも気になるというか、突っ掛かるというか、「リズムが悪い」と感じてしまうんです。体言止めの多用も同じく💦 ただし、これは読み返せばすぐ気付けることなので、意識して変化をもたせることは可能です。 『よすだはこっそりおやつを食べた。 また太るということは分かっている。 しかし、どうにも抑えられなかったのだ』   という感じでしょうか?
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