9.基本的な執筆ルール

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これを一人称にすると、 『私はこっそりおやつを食べた。 また太るということは分かっているんだけど……。 どうにも抑えられなかったんだよね』 というようになって、文が柔らかくなるというか、読み進めやすいリズムになるんじゃないかな? と個人的には思っております。 また、話し言葉で書くことができるし、視点が主人公から離れないので、読者の方がお話の世界へ入りこむことや、感情移入がしやすいと思います。そういう点から小説を書き始めたばかりという方にも、最も書き易いのではないかと思います(*´ω`)b  しかし、一人称は主人公の視点で見たもの、感じたもの、体験したものしか書けないという縛りがあります。 たとえば「彼に好きと言われて私の顔は真っ赤になった」という文は一人称ではおかしいことになります。私は「私の顔が赤くなった様子」を自分の目で見ることはできないからです。鏡などに映ったのを見た、というのならアリですけれども。  その点では一人称寄りの三人称も書きやすいです。三人称は俯瞰的に誰の目線でも書けますし、表には見えない心境なども表現できるわけですが、それだけに視点があちこちに及んでしまうこともあり、取っ散らかった印象になることもあります。 そこで「こいつ!」と主軸になるキャラを決めて書くと、ブレずに、しかも結構自由に書けるのでおススメです✨ この時もあくまで『私』という一人称にならないように気をつけないといけませんね💦 私も時々その一線を越えそうになることがあります(苦笑) 二人称というのもあるそうなのですが、よすだはよくわかりませんでした……(;´・ω・)💦 皆さんが一番書きやすいのはどの人称ですか?
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