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◆『致す』と『いたす』
どんな場合でも漢字で『致します』と書いた方が頭良さそうじゃね? などと思っていたよすだですが、これにはちゃんと使い分けのルールがあるそうです。
・『致す』と漢字で書くのは、それ自体が動詞になる場合です。
たとえば、「至らせる・及ぼす・届ける・引き寄せる・仕向ける・尽くす」という意味で使う場合ですね。
例)わたくしの不徳の致すところであります。
あの状況では致し方なかった。
・『いたす』とひらがなで書くのは、補助動詞になる場合です。
補助動詞とは、 他の語について、補助的な役割で使われる動詞 のことです。
例) わたくしがご案内いたします。
お先に失礼いたします。
というふうになります。
ですから、「どうぞよろしくお願い致します」と書くのは間違いなんですね。
正しくは「どうぞよろしくお願いいたします」になります。
この書き分けは文部科学省によってひらがなで表記すると定められているそうです。
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