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ゼオンはそんなワタルを、横目で見た。
「時渡りの魔法なんだろ?お前がそんな、グレングレンになるなんて
・・そうとしか考えられないもんな」
ポンとそのまま彼は乱暴にユウリィをワタルに押しやった。
慌ててワタルは支える。
「えへへ((。◠‿◠)」と彼女は笑っている。
ゼオンは頭を抱えた。
「笑い事か!使うなと言ってるだろ、お前は魔力が弱いんだ」
「魔法石は付けてるよ」とユウリィ。
今度こそ、彼は睨んだ。
「全身に何か所、付けてる?それでも足りないくせに」
彼はキョトンとするワタルを見た。
「魔力を増やす石の事さ。強い魔法を使うにはそれだけ
強い魔力が居る。時には本人の魔力より大きな魔力がな」
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